ラウンジで働く前にメリットとデメリットをしっかりと理解しておこう
キレイな衣装に身を包み、艶やかな夜の街でお客様を接待してお金を受け取りたいと考える人は多いのではないでしょうか。
一見華やかに見えるホステスやキャストですが、お客様をおもてなしするためのマナーを心得ているプロです。
そのため、夜の世界に少し堅苦しいイメージを持っている人がいると思います。
しかし、なかには複数人で盛り上がることができ、私服で仕事ができるラウンジという選択肢があります。
今回は、ラウンジで働く前に知っておくべきメリットとデメリットをご紹介します。
ラウンジで働くメリット
下記、ラウンジで働くメリットです。
私服勤務ができる

水商売という言葉を聞くと、女の子はキレイなファッションに身を包み、ヘアスタイルに何時間もかけるイメージがあると思います。
実際に、売れっ子キャバ嬢などは自前でドレスを用意したり、同伴があるため事前にヘアセットなどを行ったりします。
そのため、人によっては費用対効果が合っていないと感じることがあるため、働きたいと思わない人もいるものです。
しかし、ラウンジはほかの水商売のお店とは異なり、私服でも勤務できるお店があるため、カジュアルに働くことができます。
お店によってはNGなところがありますが、履き慣れたジーンズやスニーカーで働くことができる点はメリットといえます。
女の子によっては仕事終わりや学校帰りにそのまま働くことができ、着替える手間がかかりません。
私服で出勤ができるということから、20代前半のキャストが多い傾向にあります。
ノルマやペナルティがない
キャバクラの場合、指名の本数やシャンパンを入れてくれた数など、さまざまなノルマが課せられています。
もしもノルマが達成できなかった場合、給料が下がったり出勤日を調整されたりします。
お店側からすると、お店の売り上げを上げてくれるキャストを重視し、売り上げを上げられないキャストは軽視されがちです。
そのため、キャバ嬢はガチガチの営業・セールスレディともいえる存在になります。
そのようなノルマが達成できる自信がない、のびのびと働きたいという女の子には、ラウンジがおすすめです。
仮にノルマが設定されていたとしても、キャバクラと比べてハードルは低い傾向にあります。
夜のお店で働くのが初めてという人でも働きやすいことから、現在でも根強い人気があるのです。
初めて夜のお店で働く女の子でも安心
キャバクラやスナック、高級クラブといったお店では、接客のプロがさまざまなお客様をおもてなしします。
気持ちよく楽しい時間を過ごすことができる一方、お客様によっては業務的と感じることがあるようです。
しかし、ラウンジは先述の通り、20代前半の女の子が働いていることから、どこか素人っぽい接客をしています。
こちらもお客様によっては不快に感じることがありますが、ほとんどのお客様は素人っぽいことを前提として来店します。
むしろ、その素人っぽさを目的にお店に来るお客様のほうが多いといえます。
接客方法はひとりもしくは複数人のキャストがお客様をおもてなしするため、軽いパーティのようなものが多いです。
そのため、多くの人とワイワイするのが好きな人や、初めて夜のお店で働く女の子でも安心できます。
また、ラウンジにも高級クラブやスナックのように、フォローをしてくれるママがいる点も安心ですね。
そこまでお客さんの柄が悪くない
一般的なラウンジでは、価格が5,000円から20,000円程度となっており、ほかの夜のお店と比べると良心的です。
しかし、複数人のお客様が来店した場合、1回あたりの会計が100,000円を超えることは珍しくありません。
お客様の層は20代以降であることから、学生やサラリーマンなどさまざまな人が来店します。
一方、夜のお店で気になる点が、半グレや裏社会など、悪そうなお客様が来店することではないでしょうか?
結論として、ラウンジには懐に余裕がある人が来店しますが、悪そうな人の来店は少ない傾向にあります。
(おそらく、悪そうな人は繁華街のキャバクラやクラブなどに行っているのではないでしょうか?)
このような理由からも、ラウンジは初めて働く女の子でも安心できる魅力があります。
勤務形態がほかの業態よりも自由
キャバクラや高級クラブといったお店では、女の子のシフトが決まっており、それに基づいて出勤しなければなりません。
昼は社会人や学生として生活をしている女の子にとって、夜のスケジュールも決まっていると息抜きができないでしょう。
そのため、シフトが決まっている夜のお店で働いている女の子のなかには心身が病んでしまう人が少なくありません。
一方、ラウンジはほかの業種と比べると勤務体系が自由であり、好きなときにお店に入って稼ぐことができます。
ラウンジに固定客や指名といったシステムがなく(あるお店もある)、お客様に縛られないことが起因しています。
お客様からすると、キャバクラなどのようにプロとしての接客ではなく、素人っぽい接客が魅力に感じている点も大きいでしょう。
「あの子は今日入っているかな?」といった運試しで来店するお客様は少なくありません。
ラウンジで働くデメリット
こちらでは、ラウンジで働くデメリットをご紹介します。
採用基準が高い
ラウンジ嬢になる前には、ほかの仕事と同様に店長やママと面接などを行う必要があります。
先述の通り、ラウンジはほかの夜のお店と比べると自由な勤務体系やノルマの少なさなどが特徴といえます。
しかし、なかには自由と無責任をはき違えるような女の子がいるものです。
「私以外が働いているから大丈夫」といった考えで勤務をすると、気づいたときにはお店に入れないということになりかねません。
また、お客様の心をつかむために、面接の際には女の子のルックスも重視します。
私服勤務がOKということは、女の子にはそれなりにファッションセンスやメイクのセンスが求められるということです。
総じて、ラウンジでは外見や内面などを細かく見られることから、採用基準が高い業務形態だといえます。
面倒なお客様が来ることがある
先述した通り、ラウンジはややこしいお客様が来にくいお店ではありますが、それでも厄介なお客様が来店することがあります。
酒癖が悪かったり、ハラスメントに近い発言で馬鹿にしてきたりするお客様は、とても厄介に感じることでしょう。
それでも、ラウンジのキャストはお店と給料のためにお客様の接客をしなければなりません。
ややこしいお客様の接客は普段よりも疲労とストレスが蓄積されてしまうものです。
そのため、閉店後にゆっくりお風呂に浸かったりカラオケに行ったりすることで、ストレスを発散させましょう。
ストレスをため込むと心身に支障をきたすため、早めの解消が重要です。
悪質なお客様の場合はママに相談をして、注意や出禁といった対処を行いましょう。
ほかの夜のお店よりも給料が低い傾向にある
ラウンジではノルマやペナルティがない一方、ほかのお店よりも給料が低い傾向にある点が挙げられます。
たとえば、キャバ嬢は指名本数や同伴回数、シャンパンの本数といったさまざまなノルマが課せられています。
ノルマを達成するためにはトークスキルや気遣い、容姿などさまざまなポイントを磨かなければなりません。
達成できたら自分の努力のたまもの、できなかったらすべて自分の責任になるため、日々努力を惜しまないものです。
ある程度の重圧がある一方、達成できれば通常の給料に上乗せしてインセンティブを受け取ることができます。
一方、ラウンジにはキャバ嬢ほどのノルマが設けられていないため、給料が低い傾向にあります。
また、ほかのお店よりも料金体系がリーズナブルな点も、女の子の給料が低い要因といえるでしょう。
それでも、ほかの飲食業よりも給料は高い傾向にあるため、ノルマに追われたくない女の子にはおすすめのお店です。
自己投資が必要
ラウンジでは私服勤務がOKな店が多く、ほかの夜のお店よりもカジュアルに働くことができるメリットがあります。
学生やOLなど、通学・通勤後にそのままお店に立ち寄り、ラウンジで働くという人も多くいます。
しかし、私服勤務ということはファッションに関する責任はすべて自分が追わなければならないということです。
お客様からすると、ダサいファッションの女の子と飲んでも何も楽しくないものです。
また、ラウンジでは多くのお酒を飲むため、徐々に体型が崩れてしまうことがあります。
以前着られていた服が着られなくなった、毎朝体がむくんでいるなど、お酒の影響は如実に体に出るものです。
そのため、ラウンジで働く際にはある程度の自己投資が求められます。
帰宅前にお客様が来ることがある
ラウンジで最も忙しい時間帯は、日付が変わる深夜12時頃になります。
おそらく、その時間帯に来店するお客様は1軒か2軒ほど挟んでから、お酒を飲んだ状態で来店するはずです。
そのようなお客様は長居する可能性が高く、今から帰宅しようとしていた女の子でも残らなければならないことがあります。
その際、顔や態度に「早く帰りたい」とあらわれてしまうと、お客様とのトラブルに発展するかもしれません。
カジュアルな職場といっても、ラウンジのキャストはお客様をおもてなしするプロフェッショナルである必要があります。
深夜まで働くと肌荒れや疲労の蓄積などがあるため、お店で働くタイミングなどで調整しましょう。
まとめ|ラウンジ=楽な仕事ではない

今回は、ラウンジで働くメリットとデメリットをご紹介しました。
下記、ラウンジで働くことで得られるメリットの一例です。
- 私服勤務ができる
- ノルマやペナルティがない
- 初めて夜のお店で働く女の子でも安心
- そこまでお客さんの柄が悪くない
- 勤務形態がほかの業態よりも自由
一方、採用基準が高い、面倒なお客様が来ることがある、自己投資が必要などには注意が必要です。
これからラウンジで働きたいと考えている女の子は、これらのメリットとデメリットを理解しておきましょう。