夜のお仕事

高級クラブとは?ラウンジやキャバクラとの違いとあわせて解説

高級クラブとは?ラウンジやキャバクラとの違いとあわせて解説

「夜のお仕事」という言葉を聞くと、どうしても風俗やキャバクラといった男性を接待する仕事をイメージする人は多いでしょう。

しかし、「夜の街」という言葉では、銀座や北新地といった高給飲み屋街をイメージする人は多いのではないでしょうか?

高給飲み屋街にもラウンジやキャバクラといったお店がありますが、そのなかには「高級クラブ」と呼ばれるお店があります。

高級クラブとはどのようなところで、何を以て高級たらしめているのでしょうか?

そこで今回は高級クラブについて、ラウンジやキャバクラとの違いとあわせてご紹介します。

 

高級クラブとは?

高級クラブは接待飲食店に含まれるお店で、主に男性客にお酌をしたり会話を楽しんだりするための場所です。

ラウンジやキャバクラとの大きな違いには下記のようなものが含まれており、若いお客様はなかなか入れないのではないでしょうか。

 

価格

高級クラブは名前の通り、ほかの接客飲食店と比べて価格設定が高額な傾向にあります。

下記、一般的な高級クラブの価格設定です。

  • セット料金 :40,000円から
  • セットあたりの時間 :お店によってまちまちですが、90分から120分程度が一般的
  • ドリンク :ほとんどの場合1ボトルあたり20,000円程度のボトルキープから始める
  • チャージ :5,000円から

 

このように、高級クラブで発生するサービスはほかの飲食店とは比べられないほど高額であることがお分かりいただけるでしょう。

そのため、試しに入店してもお酒を1杯飲んだだけで帰宅せざるを得なかった、という人も多くいます。

 

客層

先述の通り、高級クラブではほかの接客飲食店と比べて、高額な価格設定となっています。

そのため、客層も自然と高収入の方に絞られていきます。

多くの高級クラブには、社長や経営者、医師といった高収入かつ高役職の方がお酒を楽しみに来店します。

そのようなお客様は高い品位や落ち着きを求めるもので、接待に使われることがあります。

また、お酒を交わしながらその場で商談や会社の経営に関する話が始まることがあるものです。

場合によっては1時間以上話すことがあり、そこにホステスが口をはさむ余地はありません。

とはいえ、ホステスはお客様がスムーズに話を進行できるように、灰皿交換やお代わりなどを行います。

一見、ホステスを無視するような失礼なイメージがありますが、これも高級クラブの利用方法としては正解なのです。

 

目的

ラウンジやキャバクラといった接客飲食店は、キャストが目的で来店するお客様がほとんどです。

キレイな女の子にお酒を作ってもらい、楽しい会話をして時間を過ごすのがラウンジやキャバクラの主目的です。

そのため、お客様によってはチラチラと下心が見えたり、下ネタを話しだしたりする人がいます。

一方、高級クラブはビジネス目的や落ち着きを求めるようなお客様が多く利用する傾向にあります。

このように、お店の形態によって目的が異なるため、ほかのお客様の迷惑にならないように楽しみましょう。

 

キャスト

高級クラブではラウンジやキャバクラのようにキャストとはいわず、「ホステス」と呼びます。

ホステスの年齢は25歳以降であることが多く、キャバクラを引退した女の子も多く在籍しています。

夜のお仕事であるキャバクラでトークや常識を身に付けて、そのノウハウを活かす場所といえます。

とはいえ、比較的カジュアルなラウンジやキャバクラとは異なり、高級クラブでは高レベルな常識と接客が求められます。

高級クラブに来店するお客様は高収入かつ高役職であることから、お金には余裕があります。

そのようなお客様が高級クラブに求めるのは「快適さ」であり、ホステスはその1点に集中した接客が必要です。

キャバクラから高級クラブに乗り換える予定の女の子は、同じような接客をして痛い目に遭わないようにしましょう。

 

ママがいる

高級クラブとほかの接客飲食店との大きな違いのひとつとして、ママの存在が挙げられます。

高級クラブのママは下記のように、さまざまな業務をこなす必要があり、お店を仕切る存在です。

  • 売り上げ管理
  • お客様の接待
  • 採用・雇用
  • 教育指導

 

また、ママの下にはサポートを行う「チーママ」というポジションがあります。

会社では部長の下にいる課長、課長の下にいる係長のような存在です。

ママの手が回らないときにチーママがサポートを行うという、欠かせない存在なのです。

 

高級クラブとほかのお店との違いまとめ

下記にて、高級クラブとほかのお店との違いをまとめました。

高級クラブ ラウンジ キャバクラ スナック ガールズバー
セット料金 40,000円程度から 5,000円程度から 5,000円程度から 1,000円程度から 3,000円程度
セット時間 90分から120分程度 30分から1時間程度 1時間程度 1時間程度 30分から2時間程度
ドリンク 1ボトルあたり20,000円程度から 10,000円程度 500円から2,000円程度 500円から1,000円程度 店舗によっては飲み放題
チャージ 5,000円から セットに含まれていることが多い 5,000円程度 1,500円から2,000円程度 3,000円程度
客層 社長、役員、医師など サラリーマンが多い 学生からサラリーマンまで幅広い 中高年 20代が多い
目的 商談、打ち合わせ、癒し 大人数で楽しむ 女の子と楽しく話す スタッフやほかのお客さんとの人間関係の構築 女の子と楽しく話す
キャスト 25歳~ 20代前半 20代前半 20代から60代 20代前半
カラオケ 1曲200円程度 店舗によっては無料 店舗によっては無料
指名料 5,000円程度 3,000円程度 1,000円程度
ママの有無 あり あり なし あり なし

 

高級クラブでの仕事内容

こちらでは、高級クラブでの仕事内容をご紹介します。

 

接客

高級クラブも接客飲食店である以上、来店したお客様におもてなしを行う必要があります。

ほかのお店よりも注意しなければならない点は、お客様によってニーズが異なる点です。

お客様によって落ち着きや癒しのほか、商談などを目的としているため、最適な対応が求められます。

 

お酒を作る

高級クラブもラウンジやキャバクラと同様で、お客様のお酒を作ることも仕事に含まれています。

お酒を作るタイミングで重要なポイントとして、お客様のグラスが空になりそうなときを狙いましょう。

また、お客様のグラスに水滴がついている場合は自分のハンカチなどで水滴を拭きとる必要があります。

 

同伴・アフター

高級クラブではほかのお店とは異なり、同伴やアフターの際にはお金をいただかないことがあります。

普段利用しているお客様は毎回高額なお金を落としてくれていることが要因であり、ギブアンドテイクの関係性といえます。

無償で同伴やアフターをすることで、引き続きひいきにしてくれる可能性が高くなるでしょう。

 

営業連絡

高級クラブのホステスは収益を上げるために、お客様にLINEや電話などで営業を行います。

電話をするタイミングは多忙な日中よりも、定時が終わったタイミングがおすすめです。

営業連絡をすることで来店の可能性が高まりますが、同伴やアフターに誘われたら参加する必要があります。

 

まとめ|高級クラブは品位とオーラが漂うお店

今回は、接客飲食店のひとつである高級クラブについてご説明しました。

高級クラブはセット料金やドリンク代などがラウンジやキャバクラよりも高額であり、高役職かつ高収入の方が訪れます。

仕事内容は接客やお酒を作るだけではなく、同伴・アフター、営業連絡などがあります。

自分も落ち着いた環境で接客に集中したいという女の子は、高級クラブに勤めてみてはいかがでしょうか?