「ビンダ」って何?キャバ嬢はやらなければならないの?
キャバクラではさまざまな隠語や業界用語が飛び交っているため、キャストやお客様は慣れるまでに時間がかかるでしょう。
そのなかには「ビンダ」と呼ばれるものがあり、どうやらビンダをすると売り上げや場の雰囲気が盛り上がるようです。
一体ビンダとはどのようなもので、やるタイミングやメリット、デメリットなどはあるのでしょうか?
今回は、ビンダとはどのようなものなのかについて、キャバ嬢はやらなければならないのかとあわせて解説します。
「ビンダ」とは?

キャバクラにおけるビンダとは、ボトルやシャンパンに直接口を付けて一気飲みする行為です。
本来ビンダはホストクラブでお客様にごちそうになった飲み物を一気飲みする行為であり、男気が問われる行動だといえます。
しかし、キャバ嬢のなかにはものすごくお酒が強い女の子がおり、そのような女の子がお客様からせがまれたら一気飲みをします。
ただ、ほとんどのキャバクラは席についたお客様を楽しませることが目的のため、なかにはビンダを禁止しているところがあります。
ビンダのメリット
こちらでは、キャバ嬢がビンダをするメリットについてご説明します。
お客さんと盛り上がることができる
どのようなお酒でも、一気飲みをすれば多少は盛り上がると思います。
しかし、キャバクラにおいて一本数万円~数十万円するようなボトルを一気飲みすると、その場を一気に盛り上げることができます。
高給シャンパンを入れてくれたお客様の前でビンダをすると、その後のお金払いが良くなる可能性が高くなります。
前提として、ビンダは女の子のお酒が無くなることから、追加オーダーをもらうことができます。
ハロウィンやクリスマス、誕生日といったイベントのときはビンダを要求されることが多くなるため、いつも以上に盛り上がります。
売り上げアップ
キャバ嬢の行為は、すべてお店と自分の収入をアップさせることです。
収入アップのためには多くのお客様に指名してもらうことも重要ですが、太客を捕まえることも大切です。
太客はほかのお客様の数名から数十名分を支払ってくれるようなお金持ちであり、多くのキャバ嬢が太客を狙っています。
ほかのお客様よりもお金を持っていることをアピールするために、太客はビンダをせがむことがあります。
お酒を飲み干すだけで高額な収入を得られることから、お酒に強いキャバ嬢はビンダを断りません。
また、キャバ嬢の観点からも、「私はビンダをごちそうしてくれる太客を捕まえている」という自慢にもつながります。
そのため、ビンダはキャバ嬢とお客様の両方の信頼があってこそ成り立つものであるともいえます。
お客様の印象に残すことができる
キャバ嬢は指名を取ったり、何度もお店に通ってもらったりするためにお客様に覚えてもらうことが重要です。
ほとんどのキャバ嬢はトークや気遣いなどで覚えてもらおうとしますが、なかにはコミュニケーションが苦手なキャストがいます。
そのような女の子の場合、所作よりもインパクトが強い行動を取ることで覚えてもらおうとします。
インパクトが強く、お店の収益につながり、場を楽しませられるのがビンダです。
ビンダのためにはお客様にお金を支払ってもらう必要がありますが、その分楽しませられたらプラスになるでしょう。
「あの子の飲みっぷりがすごかった…!」「楽しすぎて時間を忘れてしまった」と思ってもらえたら、こちらのものです。
ビンダのデメリット
一方、ビンダには下記のようにさまざまなデメリットがあることを覚えておきましょう。
どのような形式でも一気のみである
先述の通り、ビンダはお客様からごちそうになったシャンパンなどをボトルのまま一気飲みする行為です。
一気飲み自体、急性アルコール中毒などお酒に関するさまざまなトラブルを引き起こす原因となります。
ビンダ後、トイレに間に合わず店内で吐いてしまい、多くのお客様に迷惑をかけてしまったキャバ嬢は多くいます。
ビンダで失敗する女の子の特徴として、お金目的で自分の許容量を忘れてしまうことが挙げられます。
そのため、そもそも自分はどれくらいお酒が飲めるのか、ビンダができる体質なのかを知ることが重要です。
シャンパンは甘みがあって炭酸のおかげで飲みやすいお酒ですが、実はワインと同じ度数です。
飲みやすくても飲みすぎない、飲んだあとはソフトドリンクなどで中和するなど自己管理を徹底しましょう。
感謝が大事
ビンダで一気飲みをするのはキャバ嬢ですが、そのボトルを入れたのはお客様です。
キャバ嬢のなかには「私が体を張るから、私が上の立場だ」と勘違いしてしまう人がいます。
しかし、お客様がビンダをせがむ理由は女の子と楽しい時間を過ごしたい、お金持ちアピールをしたいとさまざまです。
根底には女の子に良いお酒を飲んでほしいという気持ちがあるはずなので、キャバ嬢はビンダをしたあとは必ずお礼を言いましょう。
お礼の有無によって、お客様の気持ちは大きく左右するものです。
お礼がなかった場合、「せっかく大金をはたいたのに失敗だな」と思われるため、二度とビンダや指名をしないでしょう。
一方、お礼がいえるキャバ嬢は可愛げがあるもので、何度もお店に足を運びたくなるものです。
このようなことから、ビンダ後は感謝の気持ちを伝えることが重要だといえます。
二日酔い
キャバクラに限らず、お酒を飲んだあとは二日酔いに悩まされるという人が多くいます。
先述の通り、シャンパンはアルコール度数が高いお酒であることから、体内にお酒が残って二日酔いになりやすいものです。
出勤日はテンションが上がってビンダをしても、次の日に体調を崩して動けないキャバ嬢は多くいます。
アルコール分をなるべく早く体外に排出するためには、水やお茶を摂取しましょう。
また、空腹でアルコールを摂取すると回りやすくなるため、出勤前に軽く食べ物を口にしておくことも重要です。
まとめ|ビンダは気に入られている証拠

今回は、シャンパンなどボトルを一気飲みするビンダについてご説明しました。
ビンダは元々ホストクラブの文化でしたが、キャバクラのなかにはビンダをOKしているお店があります。
お客さんと盛り上がることができる、売り上げアップ、お客様の印象に残すことができるといったメリットを得られます。
一方、どのような形式でも一気のみである、感謝が大事、二日酔いといった点には注意が必要です。
ビンダをする際は、自分の体調や周囲の雰囲気を見てから行うようにしましょう。