キャバクラで「指名かぶり」が発生したときはどうすればいいの？

キャバクラではお店の収益を上げて、自分が高い給料を得るために毎日多くのお客様を接客する必要があります。

キャバ嬢のなかには容姿やトークスキルなど、さまざまな努力をした結果、「売れっ子」と呼ばれるような女の子がいます。

売れっ子のキャバ嬢はお店からもお客様からも重宝される存在で、売り上げに大きな影響を与える存在だといえます。

しかし、売れっ子になるほど指名されることが多くなるため、「指名かぶり」が発生しやすくなります。

今回は、指名かぶりが起きてしまったときの対処方法をご紹介します。

 

「指名かぶり」とは？

キャバクラにおける「指名かぶり」とは、同じタイミングで複数のお客様から指名が入ることを指します。

入りたてのキャバ嬢や、（残念ながら）あまり人気がないキャバ嬢では起きにくい指名かぶりですが、売れっ子の場合は別です。

キャバクラの営業時間は決まっており、キャバ嬢は自分の体ひとつでさまざまなお客様を接待しなければなりません。

そのため、キャバクラで働いたことがない人が思っている以上にキャバ嬢は忙しいものです。

また、キャバクラでは収益を上げるために、週単位や月単位でキャバ嬢にノルマを課しています。

指名の本数やシャンパンを開けた数など、キャバクラや女の子によってさまざまなノルマが存在します。

ノルマは売れっ子になっても存在するもので、新人のキャバ嬢よりも厳しい条件が課せられることがあります。

指名の本数がノルマに課せられている場合、指名したお客様の席につけなかったときはカウントされない可能性が考えられます。

指名がかぶりるほど売れているということはお店としても、キャバ嬢としてもうれしいことです。

しかし、指名してもキャバ嬢が来ない場合、お客様はとても不快に感じてしまうことでしょう。

指名かぶりが発生したキャバ嬢は、1セットのなかで複数の席を回らなければなりません。

このことから、指名かぶりをしたキャバ嬢は、指名してくれたお客様の席につけく時間が短くなってしまいます。

 

指名かぶりの対処方法

こちらでは、指名かぶりが発生したときの対処方法をご紹介します。

 

申し訳なさそうに行く

指名かぶりが発生してほかのテーブルに行くとき、申し訳なさそうにしていくとお客様の不満を減らすことができます。

このときのポイントとしては、普段よりも少し大げさにリアクションすることが挙げられます。

下記、指名かぶりが発生して離席するときの言い方の一例です。

• え～、行きたくないなぁ～…
• せっかく〇〇さんと楽しくお話していたのに…
• （ボーイに対して）どうしても行かないとダメ？ など

 

恥ずかしがる人がいるかもしれませんが、少し駄々をこねて大げさにするくらいがちょうど良いのです。

お客様には、あくまで今のテーブルが盛り上がっているから・楽しいから離れたくないという意思表示を見せることが重要です。

これらを行うことによって、ほとんどのお客様は残念そうにしますが、最終的には笑顔で送り出してくれます。

 

うれしそうに帰ってくる

こちらは指名かぶりの接客から帰ってきたときのアクションですが、少し大きめなリアクションでうれしそうに帰ってきましょう。

売れっ子のキャバ嬢は、指名かぶりが発生したときは裏で休憩せずに、そのまま元のテーブルに戻って接客しなければなりません。

つまり、キャバ嬢も売れっ子になればなるほど忙しくなってしまうものです。

しかし、お客様からするとキャバ嬢が忙しいことよりも、そのキャバ嬢が席について話してくれることの方が重要です。

売れっ子のキャバ嬢のそのことを理解していることから、指名かぶりが終わったあとはすぐに戻ってきます。

戻る際、気が使える売れっ子のキャバ嬢は、下記のような言葉を掛けます。

ただいま～

戻ってきたよ～

お待たせ～

 

注意点として、前にいたお客様に会話を聞かれて、不快な思いをさせないようにすることです。

「やっと戻ってきた」と言ってしまうと、「嫌だったのか？」と思われてしまいます。

売れっ子キャバ嬢は、360度いつでも・どこでも見られているという意識を持っているものです。

 

ヘルプ嬢についてもらう

指名をするお客様を何度も接客していると、お客様の好みのタイプが徐々にわかってくることでしょう。

実は、指名かぶりが発生したときにはお客様の好みを利用して満足度を維持する方法があります。

それは自分に似た、お客様が好みのタイプの女の子を席につけることです。

ボーイに伝えることでヘルプの女の子をつけることはできますが、好みがわかっている自分の方が良いでしょう。

そうすることで、好みがわからないボーイが対応するよりもお客様に高い満足を提供することができます。

 

ボーイに調整してもらう

とはいえ、その女の子も指名で席を外してしまうことがあります。

そのような場合は、ボーイにお客様の好みや性格を伝えて、最適な女の子をつけてもらいましょう。

下記、ボーイに伝える情報の一例です。

• 機嫌
• 女の子の好み
• よく話す話題
• キャバクラのシステムの理解度 など

 

また、指名が入る可能性が高いことを理解している場合は、開店前にボーイに伝えておくと良いでしょう。

 

このように、指名かぶりが発生したときにはさまざまな対処方法があります。

一番に注意するべきポイントは、「席を外されたお客様に不快な思いをさせない」ということです。

また、引き続きファンでいてもらうために、「席を離れたくない」「やっと戻ってこられた」といった意思を見せておきましょう。

これらを実践することで、お客様はファンで居続けてくれるだけではなく、自分をサポートしてくれる味方にもなるものです。

 

まとめ｜指名かぶりはうれしい悲鳴

今回は、キャバクラにおける指名かぶりの対処方法についてご説明しました。

指名かぶりは同じタイミングでほかのお客様から指名を受けることで、先につけいていたお客様の席を外さなければなりません。

下記、指名かぶりが発生したときの対処方法です。

• 申し訳なさそうに行く
• うれしそうに帰ってくる
• ヘルプ嬢につけいてもらう
• ボーイに調整してもらう

 

指名かぶりが発生したときに最も注意するべきポイントは、席を外されたお客様に不快な思いをさせないことです。

お客様を満足させ、キャバクラに収益を残して高額な給料を得るために、指名かぶりが発生したときはうまく対応しましょう。