キャバ嬢にはノルマが課せられる?種類や対策を解説
キャバ嬢は華やかな外見をしていることから、業務内容もお客さんと話してお酒を飲むだけと思われる人が多いものです。
しかし、本質は店舗の収益を増加させ、高い給料を得るためにさまざまな努力をしていることをご存知でしょうか。
キャバ嬢には店舗から、特定の期間内に達成しなければならないノルマが課せられています。
キャバ嬢に課せられるノルマにはどのようなものがあり、もしも達成できなければどうなるのでしょうか?
そこで今回は、キャバ嬢のノルマについてご説明します。
キャバ嬢のノルマとは?

キャバクラにおけるノルマとは、各キャバ嬢に課せられる、特定の期間内に達成しなければならない目標を指します。
一見華やかに見えるキャバ嬢ですが、実はサラリーマンやOLのようにノルマが課せられているのです。
もしもノルマが課せられていない場合、キャバ嬢によってはモチベーションの低下につながります。
やる気がないキャバ嬢が席に着いたお客さんは、雰囲気から楽しくお酒を飲むことができなくなるでしょう。
下記、キャバ嬢に課せられるノルマの一例です。
出勤ノルマ
出勤ノルマとは、「週〇回勤務」や「月〇回勤務」といったように、勤務日数を対象としたノルマを指します。
出勤日数を満たすことで達成できることから、比較的達成しやすいノルマといえます。
キャバクラを利用するお客さんのなかには、目当てにするキャバ嬢がいて、指名をしている人がいます。
しかし、勤務日数が少ないと、お客さんがスケジュールを合わせにくくなるため、満足度が下がります。
また、お店側としてもしっかりと働いてくれるキャバ嬢を重宝するため、出勤日数が少ない女の子には高額な給料を渡せません。
このように、出勤ノルマは店舗・お客さん・キャバ嬢の3者にメリットがあるノルマといえます。
指名ノルマ
キャバクラにおける指名とは、好みの女の子に長い時間接客してもらうために、お客さんがお金を払うシステムです。
指名には来店時にキャストを指名する本指名と、フリーのお客さんが入れ替わった女の子のなかから指名する場内指名があります。
そのため、キャバクラでは指名に関するノルマが下記のように設定されることがあるのです。
- 本指名・場内指名を合計〇回取る
- 本指名を〇回取る
- 場内指名を〇回取る
こちらは出勤回数が多く、しっかりと努力をしていれば取ることができます。
お客さんが好みそうな外見をしていたり、お話がうまかったりするキャバ嬢は指名が取りやすいものです。
そのため、指名ノルマは達成が難しいものではなく、がんばればだれでも達成することができるノルマといえます。
同伴ノルマ
キャバクラの同伴とは、出勤前にお客さんと外出をしてから、本指名を受けた状態でキャバクラに出勤することを指します。
同伴はキャバクラに設けられているシステムのひとつで、同伴料金のうち数割がキャバ嬢にバックされます。
また、キャバクラによっては通常の同伴だけではなく、食事やお出かけをしない店前同伴でもOKな場合があります。
同伴ができるということは自分が持つ魅力にひかれている男性がいるということなので、自己肯定感も得ることができます。
そのため、同伴をお願いされたら胸を張ってお客さんと出勤しましょう。
売り上げノルマ
売り上げノルマは、先述した同伴やボトルキープ、指名などをしてもらって指示された金額を達成することです。
売れっ子のキャバ嬢になるほど売り上げノルマが達成しやすくなりますが、その分ハードルが高くなります。
一方、あまり売れていないキャバ嬢や初心者はハードルが低く設定されます。
ずっと売り上げノルマを達成できていないと、お店側としても大きな収益が期待できないことから、ペナルティを課すことがあります。
とはいえ、売り上げを達成すれば手段を問われないので、自分が持っている武器で臨むことができる点はメリットといえます。
ボトルで一気に稼ぐ・ドリンクのオーダーでコツコツ稼ぐといった手段で実行できます。
イベントノルマ
キャバクラにおいては、バレンタインやハロウィン、クリスマスといった年間イベントで催しごとを行います。
その際にはチケット制などが採用されることがあり、〇枚売ってくるといったことがイベントノルマになります。
キャバクラによっては継続してお客さんに入店してもらいたいことから、毎月のようにイベントを打ち出しています。
なかにはキャストの誕生日パーティなども含まれており、店舗は大きな収益が期待できるものです。
ノルマをクリアできなかったらどうなる?
これまではノルマの種類についてご説明しましたが、もしも達成できなかった場合はどうなるのでしょうか。
基本的には、ほとんどの場合罰金制度が採用されています。
罰金の金額はさまざまですが、数万円が飛んで行ってしまうものがあるため、可能な限り達成するように行動しましょう。
下記、キャバ嬢に課せられる罰金とおおよその金額です。
ペナルティの種類 | 詳細 | 罰金の金額 |
無断欠勤 | 店舗に連絡なく休むこと | 40,000円ほど |
当日欠勤 | 出勤日当日に、急に休むこと | 20,000円ほど |
遅刻罰金 | 出勤日に、始業時間から遅れて出勤すること | 10分につき1,000円など |
風紀罰金 | キャストとボーイが付き合うこと | 数百万円、もしくはクビ |
外見に関する罰金 | ヘアセットを怠ったり、ドレスが手入れされていなかったりするときに課せられる罰金 | 20,000円ほど |
ノルマ未達による罰金 | 設定されたノルマが未達だった場合に課せられる罰金 | ノルマによりさまざま |
このように、ノルマを達成しないだけではなく、職務姿勢が望ましくない場合に罰金が科せられます。
ルーズな女の子の場合、お給料を受け取るどころかマイナスになってしまうということがあります。
達成するためには何をするべきなのか、達成しなければどうなるかを考えることが、ノルマ達成では重要です。
課せられたノルマを確実に達成し、高額なお給料を手に入れましょう。
また、インフルエンザやコロナウィルスのように、診断書を渡せば罰金を免除してくれる店舗が存在します。
しかし、店舗によっては体調管理も仕事のうちという考えを持つところがあり、そのような場所では問答無用で罰金となります。
キャバクラで働くときは、念のため上記についても確認しておいた方が良いでしょう。
ノルマをクリアするための対策
ノルマを達成するためには、下記の心構えややり方を実践してみましょう。
プロ意識を持つ
キャバクラはお客さんに楽しんでもらうための、プロであるといえます。
私がこのお客さんを楽しませている、しっかりと収益を上げるといった気持ちは、キャバ嬢だけではなく社会人にも求められます。
ただし、完璧主義である必要はなく、自分ができることを可能な限りやることが重要です。
たとえば、帰りそうなお客さんにもう少しどうですか?と引き留めたり、ドリンクをねだってみたりといったことが挙げられます。
このような小さな努力が、ノルマ達成には重要なんです。
自分のスキルアップに努める
キャバ嬢はお客さんに楽しんでもらうために、外見やコミュニケーション能力を向上させることが求められます。
つまり、キャバ嬢は人と話すことが好きだったり、コツコツと努力することができたりする人に向いているといえます。
まず、外見が良くない女の子とは、お客さんは話したくないものです。
また、外見は良くても話が続かない女の子は、指名を受けることは難しいでしょう。
一方、コンプレックスがある外見でも化粧を努力している、コミュニケーションが上手な女の子には多くのお客さんが付きます。
罰金性があるキャバクラは避けよう
このように、ノルマを達成するためにはさまざまな努力や考え方を身に付ける必要があります。
しかし、「ノルマ」という言葉を聞いた瞬間にすこしこわばってしまう女の子がいることも事実です。
ノルマを達成する自信がない女の子は、初めからノルマが設定されていない店舗を選びましょう。
ノルマがなければ、その分のびのびと働くことができます。
しかし、インセンティブを受け取ったり、大きな昇給が見込めない点には注意が必要です。
まとめ|ノルマは達成できないものではない

今回は、キャバクラにおけるノルマについてご説明しました。
ノルマのなかには出勤ノルマや指名ノルマ、同伴ノルマといったものが含まれています。
いずれもプロ意識を持ち、自分のスキルアップに努めることで達成することができます。
一方、お店によってはノルマが設けられていないことがあるため、ノルマ無しの店舗を選ぶことでのびのびと働けるでしょう。
しかし、期待していたようなお給料をもらえない可能性があるため、お金が欲しい女の子はノルマありの店舗で自分を磨きながら働きましょう。