キャバ嬢の体験入店とは?流れや内容を説明!
これからキャバクラで働く女の子にとって、業務内容の理解や働きやすさなどに不安があることでしょう。
お店側からしても、コロコロとキャストが変わるよりも、長く働いてくれた方が採用コストが抑えられるものです。
キャバクラで働く際には、本格的にキャストとして働く前に体験入店をします。
今回は、キャバクラにおける体験入会について、流れや確認するべきポイントについて解説していきます。
「体験入店」とは?

体験入店とは、本入店をする前にお店の雰囲気やルールを理解してもらうため、1日だけ試しに仕事をすることです。
キャバクラで勤務したあとに後悔してしまうポイントのひとつとして、「自分に合わなかった」ということがあります。
キャバクラは店舗によってシステムや在籍しているキャスト、お客さんの質などが異なるものです。
高額なお給料を受け取れるため、「どこでも一緒でしょ」と思って働く人ほど、「こんなはずでは…」と後悔をします。
体験入店をする際に前提として理解してほしいポイントは、下記のように「辞退できる」「給料が発生する」ということです。
辞退できる
キャバクラの体験入会は、お店側と女の子の認識の齟齬やミスマッチを解決するために設けられているものです。
もしもこの店は自分に合わないと思った女の子は、体験入店後に本入店を辞退することができます。
女の子のなかには「体験入隊をしたら、必ず本入店をしなければならない」と思う人がいます。
しかし、先述の理由から体験入店後には辞退することができる権利があります。
お店側からしても、真剣に働く気がない女の子を雇いたいとは思わないものですからね。
そのため、会わないと思ったときは遠慮なく「本入店は見送ります」と伝えましょう。
給料が発生する
ほとんどのキャバクラでは、体験入店をしに来た女の子に対して、全額日払いでお給料を渡しています。
当然といえば当然ですが、体験入店であってもれっきとしたキャバクラでのお仕事であることから、給料が発生します。
一般的に、体験入店の際のお給料は2,000円から4,000円程度ですが、そのなかから所得税などが差し引かれます。
勤務時間もお店によってまちまちですが、5時間から8時間程度のお店が多いようです。
しかし、キャバクラ経験者の女の子によっては高額な時給が支払われることがあります。
前のお店で高い売り上げを上げていた女の子であれば、お店側は好条件を出すものです。
そのため、今後の支払いなどを考慮して、本入店をするかどうかを決めましょう。
体験入店の流れ
こちらでは、体験入店から本入店までの流れをご紹介します。
お店を決める
夜の求人情報や店前の貼り紙などを確認して、体験入店してみたいお店を決めます。
条件はお店によってさまざまで、時給や勤務時間などはこの段階で確認しておきましょう。
興味があるお店を見つけたら、体験入店をしてみたい旨を連絡し、面接や体験入店可能な日時を伝えます。
面接をクリアする
体験入店であっても、キャバクラでは面接の機会を設けています。
面接なしの場合、体験入店をしてもらってもとんでもない非常識な人がいると、お店やキャストに迷惑が掛かります。
そのため、面接時には面接官に「入店してほしい」と思ってもらえるように、下記のポイントを押さえましょう。
- 笑顔でハキハキと答える
- 客層など懸念事項・不安なことがあれば質問をする
- 敬語など、最低限の常識が身についていることを示す
仕事の説明を受ける
面接をクリアしたあとは、いよいよ体験入店で実施してもらうお仕事の説明を受けます。
お店のルールやお酒の作り方、タバコに火をつけるタイミングなど、キャバ嬢にはさまざまな業務が課せられています。
初めからすべての業務をこなすことは難しいですが、大まかな流れをこの時点では把握しておきましょう。
特に、未経験の女の子は不安に感じてしまうものですが、その点は先輩キャストやボーイが助けてくれるので安心してください。
着替える
一通りの説明を受けたあとは、ドレスに着替えてヘアメイクをします。
キャバクラではレンタル用の衣装を多数用意しているため、自分好みのものを選びましょう。
もしも好みのものがない場合や、決めかねる場合は、ほかのキャストやスタッフに聞いてみると教えてくれます。
衣装を着替えたあとは、髪の毛をセットします。
自分でセットできるヘアスタイルなら問題ありませんが、初めての場合はヘアメイクさんに依頼をしてみるのもおすすめです。
体験入店のはじまり
ドレスに着替えて、髪の毛をセットしたあとはいよいよ体験入店がはじまりります。
先ほど一通りの説明を受けた業務内容を、女の子は頑張ってこなさなければなりません。
ただし、ほとんどの場合、体験入店ではほかのキャストのヘルプにつきます。
お客さんの話に相槌を打ったり、空いたグラスにお酒を注いだりといったことを行います。
また、今後本入店をしたあとは「ハンドサイン」などでほかのキャストやボーイとコミュニケーションを図ります。
どうしても不安な女の子は、お店やほかのキャストから許可が出ている場合に限り、「初めてです」という旨を伝えましょう。
そうすれば、お客さんによっては初々しさや、多少のミスを許してくれるものです。
体験入店の終了
勤務時間が終わったら、ドレスを着替えてスタッフの人と今後の話をします。
体験入店をしてみた感想や、本入店する気があるのかなど、さまざまなやり取りを行います。
この段階で、合わなさそうであれば辞退の旨を伝えて、終了となります。
最後は本日働いた分のお給料を受け取って、帰宅です。
体験入店時の確認ポイント
体験入店時には、下記のようにさまざまなポイントを確認しておきましょう。
保証時給
保証時給とは、売り上げがなくても時給を保証してくれるシステムを指します。
保証期間は働き始めたキャバ嬢のお給料を保証するシステムで、その期間内に業務に慣れてもらうことが目的です。
そのため、面接時には保証期間中の給料や、機関などについて確認しておきましょう。
ノルマ
キャバクラによっては、月や週、日ごとにノルマを課しているお店があります。
「1日あたりボトル〇本」や、「1ヶ月あたり指名を〇件」といったように、さまざまなノルマが含まれます。
キャバクラでは収益を上げるために、キャストに対してノルマを課せることがあります。
キャストはノルマを達成するために、美容やコミュニケーションなど、さまざまなスキルを磨いているものです。
体験入店時には、本入店したあとのノルマについても確認しておきましょう。
男性スタッフの勤務状況
キャバクラではキャストの女の子だけではなく、ボーイや受付といった裏方に男性スタッフが在籍しています。
男性スタッフは女の子たちがお客さんに集中できるように、さまざまな業務を行っているものです。
たとえば、テーブルにお酒を持って行ったり、トイレを掃除したり、トラブルを仲裁したりといったことが挙げられます。
また、キャバ嬢初心者の女の子にノウハウを教えることも業務に含まれています。
体験入店時には、しっかりとフォローをしてもらえるのかを確認しておくと良いでしょう。
キャスト同士の雰囲気
キャバクラで働くキャスト同士で連想するのが、ギスギスした感じを思い浮かべる人が多いものです。
実際に、キャスト同士が気まずい雰囲気であることは少なくありません。
しかし、なかにはキャスト同士が仲良く、お互いを支え合っているような良い環境のお店もあります。
どうせ働くなら、雰囲気が良いお店で働きたいですからね。
体験入店でお店に入ったときは、キャスト同士の雰囲気を確認しておくことをおすすめします。
お客さんの質
キャバクラによって、お客さんの質は大きく異なることをご存知でしょうか。
経営者や役員といった、品や常識を兼ね備えている人もいれば、チンピラのように柄が悪いお客さんが多い店もあります。
キャバクラではお客さんに気持ちよくお酒を飲んでもらうことが業務ですが、その分ストレスが溜まりがちな仕事です。
そのため、キャバクラで働くときはお客さんの質を確認しておくことが重要です。
まとめ|体験入店はお店のリサーチです

今回は、キャバクラの体験入店についてご説明しました。
キャバクラにおける体験入店とは、お店の雰囲気や働きやすさなどを確認し、お店と女の子の認識齟齬を解消する機会です。
体験入店時には、下記のポイントを確認しておきましょう。
- 保証時給
- ノルマ
- 男性スタッフの勤務状況
- キャスト同士の雰囲気
- お客さんの質
本入店をする前に、体験入店時にはさまざまな情報を確認しておきましょう。