夜のお仕事

キャバ嬢として働きだしたらトーク術を身に付けておこう

キャバ嬢として働きだしたらトーク術を身に付けておこう

キャバクラと聞くと、幻想的な雰囲気の中でお酒を飲みながら楽しく男女が話す場所であるとイメージする人は多いものです。

また、キャバ嬢に抱くイメージには「楽そう」「お酒を飲みながら仕事ができるなら、誰でも出来そう」と思う人がいます。

しかし、キャバ嬢にはお酒の強さだけではなく、お客様の機嫌を損ねないためのさまざまなテクニックとスキルが求められます。

お酒が飲めないキャバ嬢でも、卓越したトーク術があれば売れっ子になることができます。

今回は、キャバ嬢として働きだしたら身に着けておくべきトーク術をご紹介します。

 

「テキドニセイリスベシ」について

キャバクラで話題に上がる内容をまとめたもののなかには、「テキドニセイリスベシ」というものがあります。

「テキドニセイリスベシ」とは、下記に関する内容の頭文字を取ったものです。

  • テ→テレビに関する話題
  • キ=気候に関する話題
  • ド=趣味(道楽)に関する話題
  • ニ=ニュースに関する話題
  • セ=生活に関する話題
  • イ=出身地(田舎)に関する話題
  • リ=旅行に関する話題
  • ス=芸能人の結婚・離婚といったスキャンダルに関する話題
  • ベ=学んでいること(勉強)に関する話題
  • シ=仕事に関する話題

 

 

下記、テキドニセイリスベシに関する話題の振り方です。

 

テ→テレビに関する話題の振り方

  • いつもどのような番組を見られていますか?
  • 〇〇見られました?
  • 〇〇で紹介されていた〇〇が気になっているんですよ

 

キ=気候に関する話題の振り方

  • 最近暑い(寒い)ですよね~
  • (天候が悪いときに)お足元が悪い中、来ていただいてありがとうございます!
  • その傘、いいデザインですね!

 

ド=趣味(道楽)に関する話題の振り方

  • 休日は何をされているんですか?
  • (聞かれたとき)私の趣味は〇〇で、休みの日はずっとやっています!
  • 〇〇が趣味なんですか!?興味があるんですが、どうやって始めたんですか?

 

ニ=ニュースに関する話題の振り方

  • 最近、〇〇に関するニュースが多いですよね
  • 〇〇のニュースについてどう思われますか?
  • この前〇〇に関するニュースで、街頭インタビューを受けたんですよ

 

セ=生活に関する話題の振り方

  • 〇〇さんは、どんな食事が好みですか?
  • 〇〇のお店に行ったことはありますか?
  • 最近何か買いました?

 

イ=出身地(田舎)に関する話題の振り方

  • 〇〇さんはどちらの出身なんですか?
  • 私は〇〇出身なんですが、行かれたことはありますか?
  • 〇〇に入ったことがないんですが、何か楽しいスポットはあるんですか?

 

リ=旅行に関する話題の振り方

  • 〇〇さんは旅行とかはお好みですか?
  • 最近〇〇に行ってきたんですが、ちょっと聞いてくださいよ~
  • 〇〇に行かれていたんですね、どうでしたか?

 

ス=芸能人の結婚・離婚といったスキャンダルに関する話題の振り方

  • 〇〇、結婚するらしいですね!
  • 〇〇が年内で引退らしいですよ
  • 〇〇さんは好きな俳優や芸能人はいらっしゃいますか?

 

ベ=学んでいること(勉強)に関する話題の振り方

  • 〇〇さんは、何か勉強をされていることはありますか?
  • 〇〇の資格をお持ちなんですね!どれくらい勉強されましたか?
  • 〇〇の資格を取りたいんですが、ご存知ですか?

 

シ=仕事に関する話題の振り方

  • 〇〇さんはどのようなお仕事をされているんですか?
  • 〇〇の仕事をされているんですね、大変じゃないですか?
  • 〇〇の仕事なんですね、〇〇だからあこがれるなぁ~

 

ご覧の通り、会話が続くようにほとんどがお客様への質問であることがおわかりいただけると思います。

また、質問ではなくても、多少は自分のことを話す必要があるので、キャバ嬢は最適な話題を考えて話さなければなりません。

注意点として、相手によってはあまり話したくない話題があるため、そのようなときはすぐに話題を切り替えましょう。

楽しい会話をすればお客様のお酒が進み、高い満足度を得てもらうことができます。

先述の通り、女の子のなかにはお酒が飲めない・苦手な人がいるもので、お酒が飲める女の子よりも不利であるといえます。

しかし、トーク術やコミュニケーションスキルを磨くことで、お酒が飲めなくても立派にキャバ嬢として勤務することができます。

女の子によってはお酒を飲まなくても売れっ子やNo.1 キャバ嬢になれる人がいるほどです。

そのため、お酒が強くても弱くても、トーク術を磨くことは給料アップに直結する重要な要素だといえます。

 

NGな話題

一方、キャバクラではお客様と話してはいけない、NGな話題が存在する点には注意しましょう。

政治・宗教・スポーツに関する、いわゆる「3S」と呼ばれる話題がNGです。

こちらでは、キャバクラではNGな話題をご紹介します。

 

政治の話題

日本では、海外よりも比較的自由に自分が好きな政党を支持することができます。

政治には人の思考が強く反映されるため、場合によっては考え方の違いから口論にはってんすることがあります。

意外なことに、これは別の政党を支持していても、同じ政党を支持していても発生する可能性があるのです。

「〇〇の考え方はダメだ」「〇〇をするなら、まずは〇〇からだろう」といった意見は、あくまで個人の感想であるといえます。

また、お客様のなかには政界に精通している人がいるため、ほかの政党の話をしてしまうと険悪な雰囲気になる可能性があります。

そのため、キャバクラだけではなくお酒の席では、政治に関する話題を振るのはやめておきましょう。

 

宗教の話題

こちらも政治と同様に、個人の思考が色濃く反映される傾向にある話題であるため、話さないことをおすすめします。

宗教は政治における政党の数よりも多く、信仰している神様や対象物も多種多様です。

1人の神様を信仰しているのか、複数の神様を信仰しているのかなど、宗教や宗派によって異なります。

日本では信仰の自由があることから、宗教間でのぶつかり合いは少ないです。

それでも、信じているものを否定されるとムキになってしまう人がいるため、口論になってしまう可能性は避けられません。

これらのことから、宗教に関する話題はこちらから振らないようにしましょう。

もしもお客様から振られても、「私、宗教には明るくなくて…」といったように、言葉を濁して回避することをおすすめします。

 

スポーツの話題

スポーツは政治や宗教よりも自由度が高いイメージがありますが、こちらもトラブルのもとになりかねない話題です。

よく話に聞くのが、野球の阪神・巨人などです。

大阪には多くの阪神ファンがいて、そのなかには気性が荒くほかの球団を極端に嫌う人がいます。

お客様が応援しているチームと自分が応援しているチームが違うとき、トラブルになってしまうかもしれません。

同じチームが好きでも、試合の評価などが異なることによって場の雰囲気を下げてしまうリスクが存在します。

そのため、スポーツに関する話題を振るのもやめておきましょう。

 

トークのコツ

これまではキャバクラにおいて振るべき話題・振ってはいけない話題についてお話ししました。

これらを理解していても、女の子によってはお客様が満足してくれないという人がいることでしょう。

ここからは、キャバクラでお客様が満足してくれるようなトーク術をご紹介します。

 

お客様に関心を持つ

お客様に満足してもらう第一歩として、まずは席についたお客様に興味を持ちましょう。

正直なところ、初対面の方にピンポイントで好みや性格を理解することは、売れっ子やNo. 1キャバ嬢でもほぼ不可能です。

お客様を深く、かつ短時間で理解するためには、「質問」をしてみましょう。

ビジネスにおいて、質問とは興味があることを表すアクションであり、業績が良い人ほど多くの質問をするものです。

お客様が興味を持った話題については深堀をすることで、会話を盛り上げることができます。

 

外見をほめる

トーク術やコミュニケーションスキルを内面とすると、ファッションや身なりは外見になります。

質問をしても自分の知識が浅かった場合、そこでトークが止まってしまう可能性が発生してしまいます。

キャバクラでは非現実的なキレイな空間で、艶やかな女の子と会話をして楽しい時間を過ごしてもらわなければなりません。

そのため、キャバクラにおいて沈黙は避けなければならない問題のひとつだといえます。

趣味や仕事などの話が続かなかった場合、お客様が身に着けているアイテムなど、ファッションや身なりについて話してみましょう。

このときのポイントとして、本当に自分が良いと思ったものをほめることが挙げられます。

お客様のなかには、どれだけお酒を飲んでもお世辞を見抜いてしまうような、目が厳しい人がいるものです。

なので、キャバクラでは適度な演技は必要ですが、基本的には本音を話すようにしておきましょう。

 

自分から話題を終わらせない

キャバクラで会話が終わってしまう要因として、キャバ嬢本人が会話を終わらせていることがあります。

「そうなんですね」「わかりました」などといった言葉は会話を終わらせる発言です。

これらは意識をしなくても言ってしまう人がいるため、キャバ嬢は注意をしておかなければなりません。

たとえば、「そうなんですね」と言ってしまったあとでも、質問をすることで会話を続けることができます。

 

普段からネタを探しておこう

このように、キャバクラではさまざまなトーク術を身に付けなければなりません。

はじめはうまくいかなくても、経験を積めば誰でも習得できるので安心してください。

とはいえ、トーク術だけではどうすることもできないことがあるため、毎日さまざまな情報からネタを収集しておきましょう。

現代ではスマホが発展していることから、情報を集めやすいはずです。

ほかにも、街中にある看板やラジオ、雑誌など、情報収集のツールは多くあります。

 

まとめ|キャバ嬢はしゃべりのスペシャリスト

今回は、キャバクラにおけるトーク術についてご説明しました。

キャバクラでは「テキドニセイリスベシ」など、トークを盛り上げるための話題が必要不可欠です。

一方、政治・宗教・スポーツといった話題は、口論に発展してしまう可能性があるため注意が必要です。

また、下記のトーク術は、早めに身に付けておきましょう。

  • お客様に関心を持つ
  • 外見をほめる
  • 自分から話題を終わらせない

 

さまざまなスキルを身に付けて、トークのスペシャリストを目指しましょう。