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キャバ嬢になったら覚えておかなければならないルール一覧

キャバ嬢になったら覚えておかなければならないルール一覧

キャバクラでは収益を上げるために、お客さんに対してさまざまな接待を行い、楽しんでもらう必要があります。

逆に言うと、さまざまなルールを心得ていないキャストやキャバクラは、悪評が広がって収益を上げることができません。

キャバ嬢になったときには、どのようなルールを守らなければならないのでしょうか。

今回は、キャバ嬢になったら覚えておかなければならないルールについてご説明します。

 

ふるまい方

キャバ嬢といっても、本質的には接客業であるため、お客さんに楽しんでもらうことが主目的の職業といえます。

そのため、どのようなお客さんでも最低限のルールやモラルが求められるものです。

下記、キャバ嬢に求められるふるまい方の一例です。

  • 席に座るときは、お客さんに対してお辞儀とあいさつをしてから着席する
  • 話をしているお客さんの方を向くように、慶弔姿勢を取る
  • お客さんの前のものを取るときは、「失礼します」と一声かける
  • 目を見て話を聞く
  • お客さんの話をさえぎらない

 

これらをご覧になった人のなかには、「常識的なこと」と思われる人が多くいることでしょう。

おっしゃる通り、これらはすべて常識的なことであり、できて当たり前のことばかりです。

しかし、キャバ嬢のなかにはこれらができていない人が多くいます。

そのため、当たり前のことを当たり前に行うだけで第一印象が良くなり、指名や同伴を得やすくなります。

 

お酒のルール

キャバクラとお酒は切っても切り離せない関係性にあるもので、お互いがお酒をたしなみながら会話をします。

しかし、キャバクラにおいては居酒屋のようなフランクさではなく、下記のようなルールを守らなければなりません。

  • 乾杯のときは両手でグラスを持ち、お客さんよりも下の位置で乾杯する
  • 何かをいただくときは「いただきます」という
  • ビールやウイスキー、炭酸水などを注ぐときは、ラベルを上に向けて見えるようにして注ぐ

 

また、お客さんによってはウイスキーや焼酎を水割り、ロック、炭酸割にしてほしいなど、さまざまなオーダーをします。

そのような場合はキャバ嬢がお酒を造ることになるのですが、初心者は作り方が分からないことでしょう。

下記がお酒の作り方なので、覚えておくことで役に立てられると思います。

  1. 氷をグラス一杯に入れる
  2. マドラーを反時計回りに回す
  3. お酒を注いだあとに、水や炭酸水など割るものを注ぐ
  4. マドラーで反時計回に回す
  5. グラスの水滴を拭きとり、お客さんのコースターに置く

 

まずはグラスを冷やすために、グラスのなかへ氷のみを入れてマドラーで混ぜます。

このときには反時計回りで混ぜるのですが、これは時計回りは「早く時間がたってほしい」という意味があるからです。

マドラーの混ぜ方ひとつでも、接客に大きな影響を及ぼすことがお分かりいただけたと思います。

その後、お酒と割るものを注いでお客さんに提供します。

注意点として、お客さんには必ずお酒を確認することが挙げられます。

お客さんのなかには違うものを飲みたいと思っている人もいるため、自己判断で同じお酒を造らないようにしましょう。

また、お客さんのお酒を作るタイミングは、8割程度減った頃が良いとされています。

 

タバコ

ほとんどのキャバクラは分煙されておらず、お客さんは自席でタバコを楽しむことができます。

実は、キャバクラではタバコに関してもさまざまなルールが設けられているものです。

まず、お客さんがタバコを吸う際は、キャバ嬢がすかさずライターを出して火をつけなければなりません。

ライターを着火する際は自分の手元で、火をつけていないほうの手で風を防ぎながらお客さんのタバコに火をつけます。

これはお客さんの口元で火をつけるとやけどをさせてしまう可能性があるためで、安全面に配慮したつけ方だといえます。

ほかには、灰皿に2本以上の吸い殻が溜まったらボーイを呼んで、灰皿を交換してもらうこともルールに含まれます。

また、キャストのなかには喫煙者がいると思いますが、もしも吸いたくなったときはお客さんに了承を取ってからにしましょう。

最近では紙巻きタバコだけではなく、iQosのようににおいが少ないタバコがあります。

しかし、近年では嫌煙ブームにより、タバコを吸わない人が多くなったため、仕事中は吸わないほうが無難です。

 

おしぼり

おしぼり – それは手を拭いたり水滴を拭いたりするために使う、入店後最初にお客さんが受け取るものです。

キャバクラのおしぼりには無臭のものやほのかにいいにおいがするものなど、さまざまな種類があります。

このように、キャバクラで楽しんでいるときにさまざまな用途で使われるおしぼりにも、多くのルールがあるものです。

たとえば、おしぼりをお客さんに渡す際は、使いやすいように広げて渡すといったことが挙げられます。

また、お客さんが使ったおしぼりは、見た目をよくするためにキレイにたたんでテーブルに置きます。

お客さんがトイレに行ったときは、女の子がついて行ってようが終わったあとにおしぼりを渡すことも仕事のひとつです。

おしぼりのたたみ方にはさまざまな種類があるため、自分がパパっとキレイにたたむことができる織り方を選びましょう。

 

会話

キャバクラにおいて最も重要な仕事といっても過言ではないものが、会話です。

会話が楽しければ安いお酒でもおいしくいただくことができ、会話が楽しくなければ高級酒もまずく感じるものです。

下記、会話に関するルールの一例です。

  • 話し始める前に、初対面の場合は名刺を渡す
  • 仕事の話題を自分から振らない
  • 悪口などマイナスな発言をしない
  • ほかのキャストの個人情報を話さない
  • あまりしつこくボトルやドリンクをねだらない

 

お客さんのなかには、普段の仕事を忘れて女の子と話をしたいという人が多くいらっしゃいます。

お客さんから話しかけられない限り、仕事に関する話題は振らないように心にとめておきましょう。

悪口を言うキャバ嬢に対して、お客さんのなかには「自分も悪口を言われるかもしれない」と思う人がいる可能性があります。

そもそも、悪口を聞きながら飲むお酒はおいしくないので、プラスやポジティブな内容で話すようにしましょう。

ほとんどのキャバ嬢は源氏名で仕事をしているので、本名や電話番号など個人情報を伝えるのはご法度です。

どれだけ嫌っていても、どれだけ性格が合わなくても個人情報を言われることで、危険にさらしてしまうリスクが高くなります。

最後に重要なポイントとして、自分のノルマ達成やお給料アップのために、しつこくおねだりをするのは控えましょう。

ただし、あまりにも言わなさすぎると営業にならないため、経験やお客さんによって言う・言わないの判断が重要です。

 

このように、キャバクラではさまざまな厳しいルールが設けられていることがお分かりいただけたと思います。

キャバクラ初心者の女の子のなかには、知らずにルールを破ってしまうことがあり、落ち込むこともあるでしょう。

しかし、ほとんどの先輩キャバ嬢は失敗から学び、今も働いているものです。

そのため、初めのうちは失敗を恐れずに「何をすれば喜んでもらえるか」を考えて行動することをおすすめします。

 

まとめ|すべてのルールは満足度向上のためにある

今回は、キャバクラにおけるルールについてご説明しました。

キャバクラではふるまい方やお酒に関するものをはじめ、タバコやおしぼり、会話などさまざまなルールがあります。

先輩キャバ嬢は長年の経験により体に染みついていますが、初心者は業務を通してこれから学びます。

最悪の場合、誰かがフォローしてくれると思えば、思い切って業務ができるのではないでしょうか。